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  Vol.1 2010.6.29 - 7.4  at : 里山のアトリエ坂本分校
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シアトルで個展開催中

いまシアトルのダウンタウン、パイオニアスクエアーというアート街で
写真個展を開いてます。
3月1日〜4月4日まで。
テーマは「Life in Aizu,Fukushima 2008 -2011」です。
Life という意味には、人生、生活、生命、という3つの意味があるそうです。

会津を撮り始めて5年目に入りました。
最初の頃は亡き父への想いや、若くして他界した祖母の故郷への
好奇心、追体験という気持ちが強く’初会津’どんなところだろう、というようなイメージで写真を撮っていた気がします。

何故会津?とよく聞かれますが、それはここが私のルーツだからです。
日本には会津だけでなく、他にも素晴らしい場所が沢山ありますが、
ここは私にとって特別な場所です。盆地という囲まれた場所、特別な文化、素敵な人達、私の血が通った場所、は興味を捉えて離しません。
そんな会津で観る風景、農業の今、子ども達の成長、震災、諸々ありますが、
ここには社会の縮図とでもいうような姿を、私は見ているような気がします。

私の好きな言葉の1つに

「森のなかの木を見る。木を見て森を見る。」

これが両方できるといいと思っています。

時が経ち、震災があり、考えさせられる事が色々ありました。
自分にとって撮影を続ける意味は何だろうと考えると、それは、自分の楽しみだけではなくて、こんな場所にこんな人達がいた、こんな所があったという事を記録して、未来へ繋げるためのものだと今ここシアトルでで気付かされました。
これは単純に見えて大変重要な事だと私は思っています。


今回のシアトルでの展示は、複雑な状況下の中でも、変わるものと変わらぬものがあるということ、私は会津に住む人達のあたたかさ、知恵など、かわらない部分(原風景)を続けて撮り、寄り添っていきたいと、ジェスチャーまじりで外国人にに伝えています。そんな事や、福島が、たんなるセンセーショナルな場所でないということは、こちらの方々も理解してくれているようです。
それがとても嬉しいです。

3月29日にシアトルに到着し、搬入やパーティーを済ませ、あと半月ちょっと、この1週間で既に多くの方が来場してくださいましたが、
より多くの方がきてくれることを期待しています。
日本へは3月中旬に帰国予定です。
この街でチャレンジした事が、次につながる日まで、また腕を磨きながら
コツコツやっていきたいです。

写真1:19時の閉店後にとったものですが、こんな雰囲気のなかで展示しています。赤ベコも置いてあります。
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